somehow this rock garden reminds me of a magnetic field
もはやそうとしか見えない。
石と石のあいだには、エネルギーの渦がぐるぐるぐるぐる。
完全にくっついてしまうぎりぎりのラインで、波紋を重ねて外へ外へ。
しかしそれにしても、日本の庭は静かだ。
somehow this rock garden reminds me of a magnetic field
もはやそうとしか見えない。
石と石のあいだには、エネルギーの渦がぐるぐるぐるぐる。
完全にくっついてしまうぎりぎりのラインで、波紋を重ねて外へ外へ。
しかしそれにしても、日本の庭は静かだ。
スタッフや他の社員さんが仕事を教えてくれるときも、お客さんがお金をお財布から出すときも、カードを受け取ったり返したりするときも、相手や自分の手ばかり注目してしまう。
これまで一番きれいだと思ったのは、クラシックやジャズのCDを大量に借りていった長い黒髪のお姉さん。細く長く、すーっと伸びた白つつじのめしべのような指。きっとピアノかなにかを弾くのでしょう。
でも、造形の美しさに加えて仕草の丁寧さであそこまで私を惹きつけるひとは、毎日接客をしていたって、なかなか見つけられない。
Gürbüz Doğan Ekşioğlu
我が家の玄関には、空の花瓶がいつつ並んでいる。でもそのうちのひとつにはボールペンとシャチハタが入ってるから、4本並んでいる、というほうが印象に近いかもしれない。それから本棚にもひとつ置いてある。
花は挿さない。一度花を持ってきてくれたひとがいて、それは大変美しかったけれど、自分では買わない。枯れてしまうのがこわいから。
昨晩、にんじんを食べた。買ってから一週間ほど経った新にんじん。頭の部分から、すこし葉が生えはじめていたから、捨てるのもしのびなく、本棚の鑑賞用花瓶(というよりボール)に浅く水を入れて、浸けてあげた。
朝起きると、こころなしか大きくなっていた。今日のお昼に食べたにんじんの頭も、まだつるつるのままだったけれど、隣に入れてあげた。仲良くなりますように。
もともとゴミになる予定だったものくらいしか、もはや私には育てられない。それ以上の責任は負えない。いまあるもので精一杯手一杯。
「取れない責任を取る」。
もしかしたら私は、にんじんに愛着を覚えているのかもしれない。共鳴から生まれる類の、同上、親近感、愛情。
ふさふさ緑鮮やかに生えることを祈ろう。
そうそう。これに憧れる。いくらだって食べられる。身体が冷えきってしまうまで、いくらだって。
甘くて冷たくて舌の上でさっと溶けてしまうもの。温かくて甘い飲みものが安心な抱擁なら、これは接吻だ。きっと一瞬の。たとえば別れの。
Artist Laurent Chéhère
on tumblr: autruchon.tumblr
火事が起きても、空き巣にあっても、停電しても、ご近所とはなんら関係のない。私のおうちは、私のおうち。ひとつ空に浮いて、細い管からエネルギーだけ受け取って。